こんにちは。guardです。
一部には一生DCGのラダーをするだけのバケモンだと思われているのですが、実はゲームBGMも好きなので、その紹介でもしてみようかと思います。
始まりとしてはフォロワーが「共同のプレイリストを作りたいから好きな曲を入れてくれ」という記事を書いていたことです。
そこで登録だけして放置していたSpotifyの存在を思い出し、自分の好きなジャンルでいろいろと調べていたのですが、そこで素晴らしいアカウントを見つけたんですよ。
こちらでは歴代テイルズシリーズの原曲を配信しており、ゲームを起動せずともそのBGMを自由に聴く事ができます。
今までも人気の曲は配信などあったと思いますが、マイナーな名曲まで網羅していて、なおかつこの手軽さの媒体は(知る範囲では)無かったので大変今更ながら活用させていただいています。
今回はその中でも自分の最も好きな作品であるテイルズオブデスティニー(PS版)のBGM紹介記事です。
そもそもこの作品はサウンドトラックがリリースされているのですが、収録曲が完全に違った音源でアレンジされたもので構成されており、それを残念がる声もそれなりにあったので、「ようやくか…!」といったところではないでしょうか?(去年の末には配信されていたそうです)
さて、まだまだオタク語りの前置きをしたい所ではありますが、そろそろ本題のBGM紹介に入ろうと思います。
※固有名詞によるネタバレを含みます
①A reseaarch scholar (ヘルレイオス)
空中都市ヘルレイオスのBGMです。
本作のBGMは古いゲームの音質という要素もあり、曲そのものにもタイトルにもあるやかましさという表現が個人的にはしっくりきます。
落ち着いた曲も多くあるのですがダンジョンの曲にしては激しいものも同じぐらいあり、この曲もその一つです。
もちろんこのケースにおいてやかましいというのは悪い意味ではなく、曲調とその爆音を合わせてプレイヤーの気分を高揚させる要素たり得ています。
また、本編のネタになってしまうのですが、この曲は激しさだけではなく34秒あたりで本ダンジョンのボスであるイレーヌ・レンブラントの葛藤を表すかのようなフレーズがあり、そこも個人的には魅力と感じています。(これは自分が勝手に思っているだけですが)
②Clock tower(ハイデルベルグ城‐時計塔)
これは有名かもしれません。また激しめのダンジョン曲です。
広い城内に響くようなアップテンポの曲調は第1部ラスボスへの緊張感ある道のりを感じさせてくれます。
③A caged life(ジャンクランド、モリュウ領)
これは万人受けしそうな曲というより完全に自分の好みです。
流刑地の一角であるゴミ山や、武装集団に支配された街で流れる曲で、そこに住まう人々の絶望感を表した良曲だと思います。
④A limestone cave(シデンの海底洞窟、オベロン社秘密工場地下の海底洞窟)
有名なイベントのあるダンジョンの曲です。
記事タイトル通りTODのダンジョンと言えば当時の音質も相まって激しい曲が多いですが、この曲は真逆の神秘的で澄んだイメージとなっています。
本作はBGMだけでなくマップ上のSEも印象的で、当時のプレイヤーにはこの曲を聴いていると水の流れ落ちる音や水たまりを歩いた時の音が脳内で同時に再生される人も多いのではないでしょうか?
⑤Blue dragon(ドラゴン育成イベント)
サブイベント中にリーネの村で流れる曲です。(例によって戦闘曲ではありません)
曲調からは赤ん坊のドラゴンが力強い成体に育っていく様を感じられるといえば感じられる…かもしれません。
リメイク版ではボスキャラであるティベリウス大王の戦闘BGMに採用されています。
個人的には全体的に音割れ寸前のような音質の原曲が好きなのですが、これに関してはリメイク版の滑らかなメロディも好みです。
⑥Relentless assault(バティスタ戦 他)
この記事タイトルでこれを挙げないわけにはいかないでしょう。
正真正銘の戦闘BGM、バティスタ戦です。(他にはティベリウスやダリス戦でも)
巨大な鉤爪を装備して戦う武闘派の司祭である彼にぴったりの、重厚でありながら荒々しさも感じられる曲です。
そしてこの曲といえば1:10秒あたりで完全に音が間延びしていることが有名です。
(バグか仕様かは不明)
配信されているのは原曲なので当然この音もそのままとなっています。当時のプレイヤーである自分としてはこれもまた味だなと思っています。所謂キンキン音なので単なる懐古ですが。
⑦Rebel against destiny(NEOミクトラン戦)
最後はこの曲。RPG最弱のラスボス候補として有名なNEOミクトラン戦です。
ミクトランというキャラクターは原作はもちろん多少の肉付けが行われたリメイク本編においても大したバックボーンの無い選民思想と支配欲にまみれた人物として描かれており、壮大な悪事のスケールに対してそれを成す事情として大義というものを持ちません。
これは自分の勝手な解釈ですが、この曲からはその人物像を感じ取れます。
「これこそTODの原曲だ!」と言わんばかりに激しくありながら、前作のダオスのような哀しさや重々しさを全く感じさせない曲調は、神の眼の力でモンスター(第二形態)と化した脅威そのものとの決戦をうまく表現しています。
自分がこういった純粋悪でありながら俗な思想を持ったキャラクターを好きになるきっかけとなったのが本作のミクトランなので、彼を象徴するようなこの曲も大変思い出深い存在です。
おわりに
自分の好きなゲームのサントラが全く出ない中、本作は天下のテイルズシリーズに含まれていたことでまさかの公式無料配信を堪能できるという棚から牡丹餅状態で、存在を知った時は感動しました。
今回はいつもと少し違うテーマの記事かつオリⅮ限定というニッチなネタだったと思いますが、少しでも共感を得られれば幸いです。
それでは。